お客様は肉料理がお好き?/坂田 岳史

こんにちは、ITC京都の坂田です。今回は、Webマーケティングの話題を
ご提供したいと思います。

ある友人が、馴染みの居酒屋へ行った時の話しです。彼は、魚が好きで
いつも魚料理を注文しています。主人も心得たもので、彼が椅子に座ると
常に、今日のお薦めの魚料理を紹介します。
ある日、彼は、肉料理のメニューを欲しそうに睨んでいましたが、その日は、
いつも通り魚料理を一通り平らげて満足そうに店を出ました。
驚いたのは、次に来店した時です、いつもなら魚料理を薦める主人が、
いきなり肉料理も薦めるではないですか。驚いた彼は、主人に理由を聞くと、
「前回肉料理のメニューを見ておられたので、今日は肉料理をお薦めしました」
ということです。さすがに主人もプロです。客が何が欲しいかを、常に観察してい
たのですね。
このような事は、Webの世界でもあります。ECサイトで会員登録をする場合、
自分の興味のある分野を同時に登録することがあります。通常、このような
情報に基づいて、提供する製品やサービスをパーソナライズ化するのです。
例えば、「アウトドア製品に興味がある」と登録すると、キャンプ場情報や釣
情報を電子メールなどで送るとともに、それに関連した商品の紹介を行います。
もちろん、「アウトドア商品に興味が無い」と登録していると、そのような
電子メールは届きません。
しかし、アウトドア製品に興味が無いと登録している人が、アウトドア関係の
バナー広告をクリックすると、その回数に応じて個人情報を修正します。
そして、ある時から、その人の情報に「アウトドア製品に興味がある」という
情報が付加されるのです。このように、顧客のニーズは、時間と共に変わる
ことがあります。それに的確に、対応することにより、さらなるロイヤリティを
得ることができるでしょう。そして、これが知恵の洗練として、ナレッジデータ
ベースに蓄積されていけば、企業にとって大きな財産になるはずです。
ところで、先の彼曰く「実は、肉料理が盛られているお皿に興味があった
だけなんだけど…」さすがに、このような情報まで収集することは難しいようです。


■執筆者プロフィール

坂田岳史(Takeshi Sakata)
有限会社ダイコンサルティング代表取締役。
中小企業診断士、ITコーディネータ
コンピュータの裏の裏まで知り尽くした異色の経営ITコンサルタント。
大阪府/大阪市中小企業支援センター「経営・技術アドバイザー」
財団法人京都産業21「経営情報アドバイザー」
中小企業総合事業団「IT推進化アドバイザー」など公職多数
http://www.daiconn.co.jp

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