仕事に遊びの要素を取り入れよう/山口 透

 本メールマガジンは、5月5日に配信されている。
 ゴールデンウイーク中なので、じっくり読んでいるかもしれない。もちろん、
休暇で遊びに行き、メールマガジンは見ていないかもしれない。また、その人を
横目でみながら仕事をする人も多いだろう。

 さて、休暇は仕事をリフレッシュさせるためにあるはずだ。また、仕事は休暇
を楽しく過ごすためにあるはずだ。しかし、仕事と遊びを切り分けてしまって良
いのだろうか。仕事ばかりで心に余裕が無くなり、ストレスがたまり、心身とも
に疲れてしまっては仕事どころでないだろう。また逆もしかり。これらをうまく
解決するためには、仕事に遊びの要素を入れるべきだと考える。

仕事に遊びの要素を取り入れるとは、自ら新しいことや楽しいことを見つけて
実行することだ。具体的には、自分の仕事の中で、今の仕事の貢献度アップには
ならないが、将来のために勉強しておいた方が良い、と感じることがある。それ
を仕事の中に意識的に取り入れようというものだ。

 多くの企業では、仕事の中で遊びを取り入れて、成果を出している。

 IT企業で代表的な例は、グーグル社の20%ルールである。20%ルールと
は「エンジニアが、自分の時間の20%を自分の重要だと考える時間に使って良
い」というものだ。ここから生まれたサービスが、Google NewsやAdSenseなど、
グーグル社の主要なサービスにもなっている。

 また、3M社も同じように15%ルールというものを持ち、ポストイットを世の
中に送り出した。

 上述の2社は海外の例であるが、日本ではどうだろうか。私は、QC活動が近
いと考えている。海外では個人が活動するか、日本では小集団が活動するとうま
くいくと考えている。また、全く自由にテーマを設定すると言うより、仕事に直
結する行動がよい。チームで情報を共有し、課題を設定し、課題の対策を実施し
ていく。トヨタや松下やシャープなど、製造業では古くから使われている仕組み
であるが、今日では、営業や経理などすべての部門で使われている。

 わたしは、ここに少しだけ遊びの要素を加えるべきだと考える。例えば、QC
活動で、普段使わない会議室を使ったり、新しい道具を持ち込んで実施してみ
る。発想法やファシリテーション技法など、新しい打ち合わせのやり方を取り入
れてコミュニケーションを活性化する。マインドマップなど記述の仕方を変えて、
違う発想を求めてみる。こんなことで、取り組むメンバーの意識が少しでも向上
し、成果を生み出し易くなると考える。

 仕事の中に遊びを取り入れてて成果を上げるためには、まず個人が取り組んで
楽しむことが重要だ。さらに、QC活動などに取り入れ試してみることを全員が
容認する。できれば、個人のモチベーションをあげるために、新しいことを取り
入れた人に、評価や報酬を与え、少しでもモチベーションをあげることだ。

 さて、ゴールデンウイーク中のあなたは、遊びながら仕事のことを考えたのだ
ろうか。それともじっくり仕事に取り組み、普段より仕事がはかどっただろうか。



■執筆者プロフィール

山口 透(とおる) toruy55@nifty.com

流通業や製造業等でIT戦略策定支援やバランススコアカードの導入、
DWHの構築支援などを行っている。ITコーディネータ、システムアナリスト


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