Enterprise2.0への深化/小久保 弘

企業経営者の意識とは、別に、Webを中心とする環境は、極めて早い変化を示し
ている。
2月ぐらいからの幾つかのフォーラム、4月末に開催されたWeb2.0Expoの動き
などから、Web2.0も、B2C主体からB2Bへの動きに変化しつつある。
90年代後半から、キーワードとして、登場して来たWebサービスも、ここ数年で、
大きく、企業内、企業間への深化が強まっているようである。

調査会社のガートナーも、2008年のITのキーワードトップ10としている中
には、
・WebPlatform
・Mash Ups
・SocialSoftware

等Web関連キーワードを6項目ほどを挙げている。
企業も、Webサービスありきで、IT化戦略を推進する必要がある。

Enterprise2.0が最近、企業内IT化推進で提起されている。
即ち、市場のニーズに素早く対応するために、社内外問わず、顧客の
参加、操作性向上、他社連携を実施するための情報システム化である。

□基本コンセプト
・社内外のシステムの活用(容易な連携)
・高操作性、高速性(使いやすさ、リッチインターフェース)
・高速、大量データの操作
・SOA、WebAPI、インターフェースの標準化
・強固なセキュリティと可用性の実現
・常時稼動環境

中小企業内のITソリューションの適用でも、
・顧客向けには、ブログ、SNS等所謂、Web2.0化の推進
・経理、総務、そして、営業向けには、SaaSの採用
・サプライヤーとの間は、XML-EDI、MashupWebAPI活用
・基幹業務系へのSOAをベースとするソフトアーキテクト化
                 (中小企業ではこれからか?)
が徐々に、活用される状況となり、Enterprise2.0への深化は進む。

しかし、単純に、SaaS、Mashupなどを企業内システム展開することが、
Enterprise2.0となるのではない。
Enterprise2.0企業になるには、Web2.0でも重要とした
ユーザデータを企業内データとして、どう上手く活用するのか?が重要なので
ある。

上手く活用するとは?
少し、現状のWeb2.0に立ち帰ってみると、
■ユーザーの積極的参加とは?
mixiは何故、1100万人以上の参加がありコミュニティを形成しているのか。
⇒新しい人のつながりを現出しつつある。企業と社会のつながり。
・Youtube ・MySpace ・@cosme 

ブログは、個人の日記からビジネスを形成する基本要素に成長しつつある。
⇒マーケティングもユーザーの声(データ)をベースとしたCGM、BGMへの進化。
・ブログコミュニティ(ハマゾウ、滋賀咲く)・ケンコーコム

■皆さんの智慧を活かすとは?
Wikipedia、クリエイティブコモンズの存在は、集合知としてその価値を創り
出し、企業はビジネスとして活用。
⇒空想生活、無印良品のコミュ二ティ参加型の新製品開発

他社のアプリケーション、データの活用等による開発手法の見直し
⇒必要サービス提供短期化の実現
・ReardenのMashupによる活用・Facebookのソフト基盤化

社会、環境変化を如何に自社の活動に、どう素早く反応させて行くのか?
IT経営の基本ではあるが、中小企業としての取り組むべき課題は多い。
しかし、大阪の送風機製造会社、京都の工具関連販社、福井のTシャツ会社など
頑張っている企業も出て来ている。

今、中堅中小企業20社程の情報システム研究会で、本年度の中、CIOとしての
基本スキルを徐々にアップして行こうとしている。
IT活用施策についても、Enterprise2.0の深化を踏まえ、更なる創造性の高いIT
化戦略を創出してもらいたいと思います。


■執筆者プロフィール

小久保 弘(こくぼ ひろし)
 「ITで地域中小企業、地域活性化」を主テーマで、頑張っています。
 ・ITコーディネータ
 ・中小企業基盤整備機構 販路開拓コーディネータ 
 ・日本セールレップ協会 セールスレップ
 ・起業支援ドリームゲートナビゲータ
 ・経済産業協会情報システム研究会、産業21itトレンド研究会他のコーディネート


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